
布団乾燥機の選び方 5つのポイント
布団乾燥機は、ふとんに何を差し込むかでセットの手順が変わります。今回の8機種は、①スティックを挿す(cado)②本体を開いてそのまま差し込む(象印の2機種)③ホースの先のアタッチメントを差し込む(アイリスJSK-S10・日立の2機種)④ホースとノズルが2本(アイリスJSK-W10)⑤マットをふとんの間に敷く(山善)の5通りです(いずれもメーカー公式の表記による分類)。参照した価格.comの売れ筋上位30位(2026年9月23日確認)で「マットあり」の表記があったのは山善ZFD-Y500だけでした。売れ筋の上位にはマットなしの機種が多く並んでいます。
今回の8機種のうち、ダニ対策コースの運転時間を公式サイトに書いているのは6機種で、日立HFK-VS6000の約65分から、象印RF-UA10・日立HFK-CV1Bの120分まで幅があります。残る2機種(アイリスJSK-W10・山善ZFD-Y500)もダニのコース自体はありますが、運転時間が公式サイトに書かれていないため、この記事では分数を載せていません(2026年9月23日時点)。分数の記載がないことは、コースの性能が劣ることを示すものではありません。なお、ダニ対策コースの注意書きはメーカーによって書き方が違います。たとえば象印は公式サイトに「ダニは逃げることがあるため、対策できない場合があります」と注記しています。購入前に各社の注意書きもあわせてご確認ください。
くつ乾燥のアタッチメントが付属するのは、アイリスの2機種(JSK-W10は2つ)・日立の2機種・山善です。象印の2機種はアタッチメントを使わず、吹出口の角度を変えて対応する方式で、革製品・革靴・ブーツには温風を使わない「送風」コースが用意されています。cadoは靴乾燥スタンドが別売です。衣類乾燥について公式サイトで方式を確認できたのは、日立の2機種・象印の2機種(吹出口の角度を変える方式)・山善(「小物衣類乾燥」に対応)です。日立のうちHFK-CV1Bは、衣類乾燥に別売の衣類乾燥カバー(HFK-CD200)が必要です。HFK-VS6000はふとん乾燥アタッチメントだけでも洗濯物の乾燥ができ、しっかり乾かしたいときに同じカバーも使えるとメーカーが記載しています。カバーの希望小売価格は4,620円(税込・HFK-VS6000のページ表記/価格は2023年11月現在)です。残る3機種は公式サイトで衣類乾燥の記載を確認できませんでした(2026年9月23日時点)。
本体の大きさは、幅8.8×奥行14.1×高さ21cm(アイリスJSK-S10)から、幅28.3×奥行21.7×高さ33.8cm(日立HFK-VS6000)まで開きがあります。cado FOEHN 003は直径約4.9×高さ約31.5cmの棒状で、質量は約420g(電源コードを除く・メーカー表記)。いずれもメーカー公式の外形寸法で、ホースやマットを合わせた収納時の大きさではありません。押し入れの棚にしまうのか、洗面所に出しておくのかで選べる形が変わるので、しまう場所の内寸を先に測っておくと選びやすくなります。
1回あたりの電気代の目安は「消費電力(W)÷1000 × 運転時間(時間)× 31円」です。たとえば420Wで80分なら約17.4円、905Wで35分なら約16.4円。同じ機種なら運転時間が長いほど1回の電気代も上がりますが、機種をまたぐと、消費電力が大きくても運転時間が短ければ1回の電気代は同じくらいになることがあります。なお日立は公式サイトで消費電力量(Wh)も出していて、HFK-VS6000の冬乾燥コース約27分は約292Wh(=約9.1円)と記載されています。
おすすめ8選 一覧比較表
| 番号 | メーカー | 型番 | 価格 | セットのしかた | ダニ対策コース | 本体サイズ | 消費電力 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | cado | FEN-003 | ¥24,200 | スティックを挿す | 80分 | 直径4.9×高さ31.5cm | 420W |
| 2 | 象印 | RF-UA10 | ¥18,480 | 本体を開いて差し込む | 120分 | 20×15×33cm | 670W |
| 3 | 象印 | RF-FB20 | ¥21,780 | 本体を開いて差し込む | 80分 | 23×15×36cm | 905W |
| 4 | アイリスオーヤマ | JSK-S10 | ¥15,800 | ホース1本 | 80分 | 8.8×14.1×21cm | 0〜最大1100W |
| 5 | 日立 | HFK-CV1B | ¥14,795 | ホース1本 | 120分 | 20×16.4×27.3cm | 最大420W |
| 6 | 日立 | HFK-VS6000 | ¥21,780 | ホース1本 | 約65分 | 28.3×21.7×33.8cm | 最大680W |
| 7 | アイリスオーヤマ | JSK-W10 | ¥19,600 | ホース2本 | 記載なし | 13×15.8×26cm | 0〜最大1360W |
| 8 | 山善 | ZFD-Y500 | ¥9,790※ | マットを敷く | 記載なし | 30.5×14×24.5cm | 500W |
番号は上の並べ方の順で、優劣の順位ではありません。価格は各メーカーの公式ストア・公式通販での税込表示価格(2026年9月23日確認)。取得元が商品ごとに違うため、同じ販売店での比較ではありません。※山善ZFD-Y500の¥9,790は、山善ビズコムの販売ページで通常価格15,800円と併記された値引き価格として表示されているものです(2026年9月23日時点)。値引きの期間・条件は同ページでご確認ください。「セットのしかた」はメーカー公式の表記にもとづく分類です。「ダニ対策コース」は、公式サイトに運転時間の記載がある機種だけ分数を入れ、記載のない機種は「記載なし」としています(コース自体はあります)。本体サイズはメーカー公式の外形寸法(幅×奥行×高さ)をそのまま載せています(cado FEN-003は円柱形のため直径×高さ)。ホース・エアマット・アタッチメントを含めた大きさではありません。消費電力はメーカー表記で、象印の2機種は50Hz時の値、アイリスオーヤマの2機種は運転中に変わる「0〜最大」の表記です。
布団乾燥機 8機種の特徴とスペック
ふとん乾燥機 FOEHN 003

画像出典: cado 公式サイト
写真はダークグレー
- マットもホースも使わず、ふとんにスティックを挿してスイッチを押す方式(メーカー表記)。象印の2機種と同じく、ふとんに部品を取り付ける手順がないタイプです
- コースは「あたため」10分、「乾燥・ダニ対策」80分、「送風」120分の3つ(メーカー表記)
- 公式サイトでは、乾燥・ダニ対策コース(80分)でダブルサイズのふとん全体が約50〜60度になると記載
- 消費電力は420W。公式サイトは「業界最小クラス※の420Wを実現」と記載(※家庭用ふとん乾燥機において自社調べ・2023年8月現在の同社表記)
- 運転中に静音ボタンを押すと静音モードになります。公式サイトは静音モードについて「SONE値比較約33%減」と記載
- メーカー保証は2年(cado公式オンラインストアの表記)。今回の8機種のうち公式商品ページで保証期間を確認できたのはこの機種と山善ZFD-Y500の2機種で、残る6機種は確認できませんでした(保証がないという意味ではありません。購入前に各販売ページ・取扱説明書でご確認ください)
- 付属品は取扱説明書(保証書)のみで、靴乾燥スタンドは別売。電源コードは約2.0m
- 公式サイトには「ふとんの耐熱温度が70℃以上であることを確認してください」との注意書きがあります
編集部コメントふとんに挿してスイッチを押すだけで、マットもホースも使わない棒状タイプ。1回あたりの電気代の目安は、乾燥・ダニ対策コース(420W・80分)で約17.4円、あたためコース(10分)で約2.2円です(31円/kWhで計算)。各メーカーの公式ストア・公式通販の表示価格では、今回の8機種でいちばん高い価格でした(価格の取得元が商品ごとに違うため、同じ販売店での比較ではありません)。
ふとん乾燥機 スマートドライ RF-UA10

画像出典: 象印マホービン 公式サイト
写真はホワイト・グレーの2色
- マットとホースを使わず、本体を開いてふとんに差し込む構造(メーカー表記)
- ふとん乾燥のコースは「ダニ対策」120分、「冬」50分、「夏」65分。「夏」は乾燥運転のあと送風でふとんを冷まして仕上げます(メーカー表記)
- ふとんあたためは、お急ぎ15分・しっかり35分の2通り(このコースではふとんの乾燥はできないとメーカー表記)
- ダニ対策コースには「ダニは逃げることがあるため、対策できない場合があります」と象印の注記があります
- 吹出口の角度を変えて衣類やくつの乾燥にも使えます(アタッチメント不要)。革製品・革靴・ブーツには温風を使わない「送風」コース
- 運転音は約49dB(ふとん乾燥時・メーカー表記)
編集部コメントホースの出し入れをしない、本体を開いて差し込むタイプ。今回の8機種では、ふとん乾燥のコースが「ダニ対策・冬・夏」と季節で分かれているのが特徴です。1回あたりの電気代の目安は、「冬」コース(670W・50分)で約17.3円、ダニ対策コース(120分)で約41.5円(31円/kWhで計算)。ダニ対策コースは運転時間が長い分、1回の電気代も大きくなります。
ふとん乾燥機 スマートドライ RF-FB20

画像出典: 象印マホービン 公式サイト
- RF-UA10と同じくマットとホースを使わず、本体を開いて差し込む構造(メーカー表記)
- ふとん乾燥は「標準(冬)」35分、「しっかり(冬)」60分(いずれもシングルの場合・メーカー表記)
- 「ダニ対策」コースは80分(シングルの場合・メーカー表記)。RF-UA10の120分より短い設定です
- 残り時間を1分単位で表示するデジタルタイマー(メーカー表記)
- 公式サイトには、2018年の従来品RF-EA型の1.2㎥/minに対しRF-FB型は1.6㎥/min(いずれも乾燥・標準コース、象印調べ)との比較が載っています
- 運転音は約50dB(ふとん乾燥時・メーカー表記)
編集部コメント同じ象印のRF-UA10と差し込み方式は同じで、ふとん乾燥「標準(冬)」が35分とコース時間が短い上位モデル。1回あたりの電気代の目安は、標準(冬)35分で約16.4円、ダニ対策コース80分で約37.4円です(905W・31円/kWhで計算)。消費電力はRF-UA10より大きいものの、乾燥コースの運転時間が短いため、1回分ではほぼ同じくらいの計算になります。本体はRF-UA10より一回り大きい23×15×36cm・約3.8kgです。
ふとん乾燥機 カラリエ mini TURBO

画像出典: アイリスオーヤマ 公式サイト
- 自動モードは、お急ぎあたため8分・しっかりあたため15分・冬(乾燥)35分・夏(乾燥)55分・ダニ80分の5つ(メーカー表記)
- 手動モードでは温度3段階と時間7段階を設定できます。くつ乾燥は布が高温60分、革が送風120分(メーカー表記)
- くつ乾燥アタッチメントが1つ付属
- タイマーは10・30・60・90・120・180分の6段階。電源コードは2.0m
- 本体は幅8.8×奥行14.1×高さ21cm・約700g(メーカー表記)
編集部コメント本体が幅8.8×奥行14.1×高さ21cm・約700gで、箱型の7機種のなかでは本体がいちばん小さいモデルです(cado FOEHN 003は棒状のため別枠)。棚にしまう場所が限られる住まいや、押し入れから出し入れして使いたい場合の候補です。1回あたりの電気代の目安は、冬モード(35分)で約19.9円、ダニモード(80分)で約45.5円(最大1100Wで計算・31円/kWh)。「0〜最大1100W」の表記なので、運転中つねに最大ではなく、実際はこれより小さくなります。
ふとん乾燥機 アッとドライ HFK-CV1B

画像出典: 日立の家電品 公式サイト
- ホースの先にV字型のふとん乾燥アタッチメントを付けて、ふとんの間に差し込む方式(メーカー表記)
- ふとん乾燥はシングルサイズで綿以外60分/綿75分(日立の表記。※同社調べ。シングルサイズ、室温20℃、湿度約65%の場合)
- 「衣類/ダニ」コースは120分。送風の追加は、乾燥コース(30・60・75分)と「衣類/ダニ」コースでできます(メーカー表記)
- くつ乾燥アタッチメントが付属。ふとん乾燥アタッチメントとあわせて本体に収納できます
- 吸気フィルターはアレルキャッチャーフィルター
- 衣類乾燥に使うには別売の衣類乾燥カバー(HFK-CD200)が必要です
編集部コメントホース1本タイプでは本体価格がいちばん手ごろな機種でした(価格の取得元が商品ごとに違うため、同じ販売店での比較ではありません)。消費電力は最大420Wで、cado FOEHN 003と並んで表記が小さいほうです(アイリスオーヤマの2機種は「0〜最大」の表記なので、同じ条件での比較ではありません)。1回あたりの電気代の目安は、ふとん乾燥(綿以外・60分)で約13.0円、「衣類/ダニ」コース(120分)で約26.0円(31円/kWhで計算)。衣類乾燥まで使いたい場合は、別売の衣類乾燥カバーの分も予算に入れて考えてください。
ふとん乾燥機 アッとドライ HFK-VS6000

画像出典: 日立の家電品 公式サイト
写真はアイボリー
- ダニ対策コースは約65分(日立の表記。※同社調べ。シングルサイズ、ダニ対策コースの場合。使用条件により異なります)。今回の8機種で公式に記載のある6機種のなかでは最も短い設定です
- 温風温度は約60℃(暖め・冬乾燥・夏乾燥・ダニ対策・温風コース)。熱に弱いものに使う低温コースは温風温度を40℃以下にコントロールとメーカー表記(記載の温風温度は室温20℃の場合)
- 消費電力量もメーカーが公表しています。シングルサイズ(綿ふとん以外)は冬乾燥コース約27分で約292Wh、節電コース約60分で約228Wh(室温20℃、湿度約65%の場合)
- くつ乾燥アタッチメントが付属。温風コースと、熱に弱いくつ・ブーツ用の低温コースがあります
- 吸気フィルターはアレルキャッチャーフィルター。公式サイトは「アレルキャッチャーフィルターがダニの死がいや花粉などのアレル物質を吸着して分解」と記載し、その注記として「アレルゲン不活性化率 スギアレルゲン: 平均86%、ダニアレルゲン: 平均99%以上」(●試験機関: 東亞合成株式会社製品研究所 ●試験方法: サンドイッチELISA法)を載せています。フィルターが吸着したアレル物質についての試験値で、ふとんの中のアレル物質の量が変わることを示す値ではありません
- 衣類乾燥はふとん乾燥アタッチメントを本体にセットして行えます。しっかり乾かしたいときは、別売の衣類乾燥カバー(HFK-CD200・希望小売価格4,620円税込/HFK-VS6000のページ表記・価格は2023年11月現在)も使えるとメーカーが記載しています
編集部コメントダニ対策にかける時間を短くしたい場合の候補。公式に記載のある6機種のなかでは、ダニ対策コースが約65分と最も短い設定です。温風温度(約60℃)と消費電力量(Wh)まで公式に出しているのは、今回の8機種では日立だけでした。公式表記の消費電力量から計算すると、1回あたりの電気代の目安は冬乾燥コース約27分で約9.1円、節電コース約60分で約7.1円です(31円/kWhで計算)。本体は約4.3kgと今回の8機種でいちばん重く、置き場所は先に決めておいたほうがよいサイズです。
ふとん乾燥機 カラリエ mini TURBO ツインノズル

画像出典: アイリスオーヤマ 公式サイト
- ホースと立体ノズルが2本あり、2組のふとんを同時にあたためられます(メーカー表記)
- くつ乾燥アタッチメントが2つ付属し、2足同時に乾かせます(メーカー表記)
- タイマーは10・30・45・60・90・120・180分の7段階。電源コードは2.0m
- 本体は幅13×奥行15.8×高さ26cm・約1.4kg(メーカー表記)
- 自動モードに「ダニ」があります。運転時間は公式サイトに記載がないため、この記事では分数を載せていません(2026年9月23日時点)
- 定格消費電力は0〜最大1360W(メーカー表記)。アイリスオーヤマは「0〜最大」の表記で、運転中つねに最大ではありません
編集部コメント夫婦ぶんや親子ぶんのふとんを一度に扱いたい家庭向けの2本ノズルモデル。くつ乾燥アタッチメントも2つ付属するので、家族の上ばきやスニーカーをまとめて乾かす使い方もできます。ダニモードの運転時間は公式サイトに記載がないため、この記事では1回あたりではなく1時間あたりの目安だけを載せています。最大値の1360Wで計算すると、1時間あたりの電気代の目安は約42.2円です(31円/kWhで計算)。
布団乾燥機 ZFD-Y500

画像出典: 山善 公式サイト
- エアマット(タテ80×ヨコ180cm)をふとんの間に敷いて温風を送るマット式(メーカー表記)
- 参照した価格.comの売れ筋上位30位のうち、「マットあり」の表記があったのはこの機種だけでした(2026年9月23日確認)
- 運転コースは「冬コース(温風運転)」と「夏コース(温風のあと送風運転)」の2つ(メーカー表記)
- タイマーは30・60・90・120分の4段階
- くつ乾燥アタッチメントが付属。「小物衣類乾燥」にも対応(メーカー表記)
- 仕様欄に「●ダニ対策」の記載があります。コース名と運転時間は公式サイトに記載がないため、この記事では載せていません(2026年9月23日時点)
- 山善ビズコムの商品ページに「1年間保証」の記載があります
編集部コメント今回の8機種で唯一のマット式です。マットをふとんの間に広げる手順はありますが、マットの面(タテ80×ヨコ180cm)から温風を送る方式なので、マット式を探している場合の選択肢になります。消費電力は500Wで、1時間あたりの電気代の目安は約15.5円(31円/kWhで計算)。タイマーは30・60・90・120分から選べます。価格は山善ビズコムの販売ページで値引き価格として表示されているものなので、購入前に最新の価格をご確認ください。
