
加湿器の選び方 5つのポイント
スチーム式は水を沸騰させた蒸気で加湿する方式で、今回の象印の2機種はフィルターを使わない構造です。気化式は水を含ませたフィルターに風を当てる方式で、今回の2機種のメーカー表記の消費電力は、FE-KX05Dが強8W、SwitchBotが約15Wです。超音波式は振動で水を細かい粒にして出す方式、ハイブリッド式は気化式に温風を足したもの(温風気化)や、加熱した水を超音波でミストにするもの(加熱超音波)です。
適用床面積は、多くのメーカーが日本電機工業会の規格(JEM1426)にもとづく目安と注記していて、木造和室とプレハブ洋室の2つが書かれています(「和室/洋室」とだけ書くメーカーもあります)。木造和室のほうが小さい数字になるので、戸建ての和室や木造住宅なら小さいほうの数字を目安にしましょう。
加湿量(mL/h)は、定格・標準の値と、「ターボ」「お急ぎ」「急速」など時間を区切った運転の値が別に書かれている機種があります。比較サイトの数字が大きいほうの値になっていることもあるので、メーカーの仕様表で運転モードごとの値を確かめるのが確実です。
フィルターがあるか、洗うのか交換するのか、クエン酸洗浄の案内があるかは機種ごとに違います。超音波式ではタンクの水を毎日入れ替えるようメーカーが案内している機種もあります。タンクを外さずに上から水を注げる機種もあるので、置き場所と水場の距離もあわせて考えましょう。
1時間あたりの電気代は「消費電力(W)÷1000×31円」が目安です。たとえば加湿時410Wなら約12.7円、8Wなら約0.25円。スチーム式は湯沸かしの立ち上げ時にさらに大きな電力を使うので、同じコンセントにつなぐ家電の合計にも気をつけましょう。
おすすめ9選 一覧比較表
| 番号 | メーカー | 型番 | 価格 | 方式 | 加湿量 | 広さの目安(洋室) | 消費電力 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 象印 | EE-MC20 | ¥17,380 | スチーム | 200mL/h | 6畳 | 190W |
| 2 | 象印 | EE-DG50 | ¥27,280 | スチーム | 480mL/h | 13畳 | 410W |
| 3 | アイリスオーヤマ | AHM-MHU60A | ¥17,800 | スチーム | 600mL/h | 17畳 | 500W |
| 4 | パナソニック | FE-KX05D | ¥33,000 | 気化 | 500mL/h | 14畳 | 8W |
| 5 | SwitchBot | 気化式加湿器 | ¥19,800 | 気化 | 750mL/h | 21畳 | 約15W |
| 6 | リズム | MIST 250 | ¥17,380 | 超音波 | 250mL/h | 7畳 | 31W |
| 7 | ティファール | HD3040J0 | ¥16,400 | ハイブリッド(加熱超音波) | 400mL/h | 11畳 | 225W |
| 8 | ダイニチ | HD-RXT526 | ¥30,580 | ハイブリッド(温風気化) | 500mL/h | 14畳 | 163W |
| 9 | cado | STEM 500H | ¥33,000 | ハイブリッド(加熱超音波) | 350mL/h | 14畳 | 32W |
加湿量・広さの目安・消費電力はメーカー表記。加湿量は定格・標準・強運転またはメーカー表記の最大加湿量の値で、ターボ・お急ぎ・急速など時間を区切った運転の値ではありません。広さの目安はプレハブ洋室の値。消費電力は加湿時(定格・標準・強運転)の値で、スチーム式の湯沸かし立ち上げ時や、加熱運転中はさらに大きくなります。価格は税込で、取得元(公式ストア・楽天など)と取得日は各商品欄に記載しています。取得元が商品ごとに違うため、表の価格は同じ販売店での比較ではありません。
加湿器 9機種の特徴とスペック
スチーム式加湿器 EE-MC20

画像出典: 象印マホービン 公式サイト
- 水を沸騰させた蒸気で加湿するスチーム式で、フィルターは使わない構造(メーカー表記)
- フッ素加工の広口容器で、クエン酸洗浄モードつき(メーカー表記)
- 連続加湿は標準で約8時間、「静音」運転で約16時間。運転音は「静音」運転時約30dB・標準時約32dB(メーカー表記)
- チャイルドロック・ふた開閉ロック・転倒湯もれ防止構造・転倒時自動オフ(メーカー表記)
- 幅20×奥行23×高さ26.5cm・約2.0kg
編集部コメント寝室やワンルームなど、6畳までの部屋に置く小型機の候補。加湿時の消費電力は190Wで、1時間あたりの電気代の目安は約5.9円です(31円/kWhで計算)。湯沸かしの立ち上げ時は650Wになるため、ほかの家電と同じコンセントを使うときは合計の消費電力を確かめておきましょう。
スチーム式加湿器 EE-DG50

画像出典: 象印マホービン 公式サイト
写真はホワイト・グレーの2色
- 連続加湿は強で約8時間、中で約16時間、弱で約32時間(メーカー表記)
- フィルター不要・フッ素加工の広口容器・クエン酸洗浄モード(メーカー表記)
- 運転音は加湿時約30dB、湯沸かし時約39dB(メーカー表記)
- チャイルドロック・ふた開閉ロック・転倒湯もれ防止構造・転倒時自動オフ(メーカー表記)
- 幅24×奥行27.5×高さ36.5cm・約2.9kg
編集部コメントEE-MC20と同じ象印のスチーム式で、リビングや広めの寝室向けの中型。4.0Lのタンクで、強運転でも約8時間続けて加湿できるメーカー表記です。加湿時の消費電力は410Wで、1時間あたりの電気代の目安は約12.7円(31円/kWhで計算)。フィルターのない構造を優先したい家庭の候補です。
スチーム式加湿器 AHM-MHU60A

画像出典: アイリスオーヤマ 公式サイト
- 加湿量は弱200・中400・強600mL/hの3段階(メーカー表記)
- 給水はタンクの上から注ぐ方法と、タンクを外す方法の2通り(メーカー表記)
- 連続加湿は強で約5時間、弱で約15時間(メーカー表記)
- 幅22.5×奥行23.5×高さ33cm・3.1kg、保証1年
編集部コメント今回のスチーム式3機種のなかで、適用床面積(洋室17畳)と加湿量(強600mL/h)の表記が最も大きいモデル。価格は1万円台後半です(アイリスプラザ・2026年9月22日時点)。定格消費電力は500Wで、1時間あたりの電気代の目安は約15.5円(31円/kWh・定格で計算)。強運転の連続加湿は約5時間なので、長く使う日は給水の回数も考えておきましょう。
ヒーターレス気化式加湿機 FE-KX05D

画像出典: パナソニック 公式サイト
- 加湿量は強500mL/h。30分間の「お急ぎ」運転では600mL/h(メーカー表記)
- 運転音は「静か」運転15dB〜強31dB(メーカー表記)
- 加湿フィルターの交換目安は約10年(月1回押し洗いした場合・メーカー表記)
- チャイルドロックつき。連続加湿は約8.4時間(メーカー表記)
- 高さ37.5×幅37.5×奥行18.6cm(背面の出っ張り約1cmを除く)・約5.2kg
編集部コメントヒーターを使わない気化式。メーカー表記の消費電力は強運転で8W、1時間あたりの電気代の目安は約0.25円です(31円/kWhで計算)。公式サイトでは、強運転で1日8時間×30日使った場合の電気代を約60円と案内しています。フィルターに水を含ませて風を当てる方式なので、加湿フィルターの押し洗いなど定期的なお手入れがあります。
気化式加湿器

画像出典: SwitchBot 公式ストア
- 工具なしで分解して丸洗いでき、加湿フィルターは洗濯機で洗える(メーカー表記)
- 給水は上から注ぐ方法とタンクを外す方法の2通り(メーカー表記)
- おやすみモードの運転音は18dB以下(メーカー表記)
- アプリ・スマートスピーカーからの操作、予約運転、水切れ通知に対応(メーカー表記)
- 空焚き防止・転倒時の自動オフ・チャイルドロック(メーカー表記)
編集部コメント広めのリビング向けの気化式。今回の9機種のなかで、メーカー表記の適用床面積(洋室21畳)と加湿量(750mL/h)が最も大きいモデルです。消費電力は約15Wで、1時間あたりの電気代の目安は約0.47円(31円/kWhで計算)。公式サイトでは、外出先からアプリで電源を切れると案内しています。
超音波式加湿器 MIST 250

画像出典: リズム 公式サイト
- 超音波の振動で加湿する方式。吹き出すミストは常温(メーカー表記)
- 本体を4つの部品に分解でき、タンクと水がたまるプールが一体になった「プールレス」構造・タンク乾燥機能(メーカー表記)
- メーカーはタンクの水を毎日入れ替えるよう案内
- ハンドルつきで約1.5kg。連続加湿はHiで約7.2時間、Lowで約18時間(メーカー表記)
- 保証1年
編集部コメント寝室や書斎など、7畳までの部屋向けの小型機。消費電力はHi運転で約31W、1時間あたりの電気代の目安は約0.96円です(31円/kWhで計算)。超音波式はタンクの水を細かい粒にしてそのまま出す方式なので、メーカーの案内どおり毎日の水の入れ替えとお手入れを続けられるかを考えて選びましょう。
加熱超音波式加湿器 スチーム アンド ミスト HD3040J0

画像出典: ティファール 公式サイト
- 水を加熱してから超音波でミストにする加熱超音波式(メーカー表記)
- 給水は運転中でも上から注げて、タンクを外しての給水もできる(メーカー表記)
- 連続加湿は強で10時間、おやすみモードで20時間(メーカー表記)
- フィルターはなく、お手入れはせっけん水で洗う(メーカー表記)
- チャイルドロックつき・約1.8kg・保証1年
編集部コメント1万円台で、4Lタンクと上からの給水をそろえたハイブリッド式。定格消費電力は225Wで、1時間あたりの電気代の目安は約7.0円です(31円/kWh・定格で計算)。設置に必要な面積は幅21×奥行21cm(メーカー表記)です。置く場所の寸法と見比べてください。
ハイブリッド式加湿器 HD-RXT526

画像出典: ダイニチ工業 公式サイト
- 加湿量は標準500・ターボ570(最長1時間)・eco370mL/h(メーカー表記)
- 運転音は標準・eco運転で30〜13dB(メーカー表記)
- 取り替えられるトレイカバー・平らなトレイ・広口タンク(メーカー表記)
- 転倒自動停止装置・室温異常自動停止装置(メーカー表記)
- 本体保証は3年(メーカー表記)
編集部コメント気化式と温風気化式を組み合わせたハイブリッド式の中型。標準運転は163Wで1時間あたり約5.1円、eco運転は12Wで約0.37円が電気代の目安です(31円/kWhで計算)。タンクは5.0Lで、標準運転の連続加湿は10時間のメーカー表記です。
オートクリーン加湿器 STEM 500H HM-C500H

画像出典: cado 公式ストア
- 12時間ごとに約70℃の加熱運転を自動で行う(メーカー表記)
- 上部の開口部(直径約24cm)から給水(メーカー表記)
- 運転音は弱35dBA・強37dBA・急速39dBA(メーカー表記)
- 直径24.5×高さ31.5cm・約3.1kg(タンクの水を含まない)
編集部コメント約5Lのタンクで、12時間ごとに自動で加熱運転をする加熱超音波式。強運転の消費電力は32Wで1時間あたりの電気代の目安は約1.0円、自動の加熱運転中は143Wで約4.4円です(31円/kWhで計算)。交換用カートリッジ(CT-C500)は別売です。
